2010年1月19日火曜日

一風変わった変なウィルス

新型ウィルスの話はもう聞き飽きているでしょうから




今日はちょっと変わったウィルスのご紹介♪



その名は ”HHV6(エッチ・エッチ・ブイ・シックス)”



ヒューマン・ヘルペス・ウィルス・6型



このウィルス、実はほとんどの人が感染してます!



って言われるとビックリしますね





いつ感染したかと言うと、赤ちゃんの時です。



1歳半ぐらいまでに突発性発疹にかかりますが、



実はこのウィルス君に感染したことがその原因なんですね



しかし、このウィルス最初に悪さをしてからは、何もしない無害なヤツなんです。



基本的には、ただ ジ~っと潜伏してます。



唯一、こいつが動き出すのは



宿主(感染した人ね)が、強いストレスや疲労すると



「この体にいては、ヤバイ!」と



感じ、突然 増殖を始めます。



それから宿主から逃げ出そうとし始めます。



なんと舌の上の唾液に集まって他の宿主へ移る機会を伺います。



通常ウィルスは、宿主が死ぬと、ウィルスも一緒に死んでしまう、運命共同体



なのですが、HHV6は、我先に逃げ出そうとします



このウィルスについては、この程度のかわいいやつなんですが、



注目されたのは、こいつなんで、宿主がやばいって分かったの?



という点です。



この点について、研究がなされました。



そして、”疲労”の原因解明という大発見に繋がったのです。



ここからは、発見された疲労のメカニズムについて説明します。



体を使ったり、頭を使ったりすると、老廃物ができますが、



それが刺激となって、タンパク質の”FF”という物質が合成されます。



このFFが作られたよ。という信号が脳に伝えられ



「疲れた」と脳が感じます。



すると脳は、体に対して”休め”と指令を出します。





このFFが大量に作られること。



これが、”疲労”の正体だったのです!!!



また”疲労”と実際に感じる”疲労感”とは、同じようで、



実は同じではないのです。



コーヒーや、栄養ドリンク、ご褒美、本人のやる気などで



疲労感を抑えることができます。



これを医学的には、マスクすると言うそうです。



本当は疲れているのに疲れを感じない状態



身に覚えのある方も多いのでは。。。



実はかなり危険な状態です。



これが過労死に繋がっているケースもあるようです



過労死の3割は疲労を訴えていなかったとか。



くれぐれも体は大切にいたわってあげましょう

2010年1月17日日曜日

1日1万歩

1日1万歩くのが健康に良いとよく言われますね。



でも、1日1万歩って数字はどっから来たのでしょう?


実は、日本人の一日の平均摂取カロリーから消費カロリーを引くと


300Kカロリー程度になり、


この余ったカロリーが毎日たまると肥満になるのです。


そして、この300Kカロリーを消費するのに1万歩ぐらいの


運動量が必要になります。



目安として


100Kcal ・・・ 30分 3000歩

200Kcal ・・・ 60分 6000歩

300Kcal ・・・ 90分 9000歩


ぐらいです。


万歩計を付けられた方は良く分かると思いますが


1万歩はなかなかいかないです。


山の手線で、4駅間往復ぐらいでしょうか。。。


神田~浅草間を歩いてみましたが、往復してやっと一万歩を


超えるぐらいでした。


毎日続けるのは結構厳しいですが、


健康の為、みなさん運動がんばりましょう!


ちなみに、CMなどで見かけるような、腕を大きく振りながらの


ウォーキングは、体へ負担をかけヘルニアの原因になるので


無理のない自然な手のふりで運動しましょう!

2010年1月16日土曜日

ミトコンドリア

昔学校で習ったような・・・。

みなさん、そんな感じではないでしょうか?

そのミトコンドリアについて、最近かなり研究が進んでます。

ミトコンドリアってどんな形をしていたか覚えていますか?

え~っと、確かカプセルのような形をしていたような~。。。

その知識間違ってます

え~~~って声が聞こえてきそうですが、

昔学校で習った知識は、本当に間違っていたんですね。

最近のテクノロジーの進歩は本当にすごいもので

生きたままのミトコンドリアを観察できるようになりました。

そこで何が見えたかというと、ミトコンドリアって

糸のような長細い生き物なんですね。

それがニョロニョロと動きまわってます。

そして、ミトコンドリア同士でくっついたり、離れたり・・・・。

言葉では上手く伝わらないですね。
一匹が別のミトコンドリアに近づいて、ぶつかった瞬間に

ぶつかられた方は、ぶつかった箇所でちぎれて

ぶつかった方と、くっついて

ぶつかって、ちぎれた方は、そのままで生きていたり

小さな(短い)ミトコンドリアが近づくと、パクっと、食べた!!

消えた! いや、吸収されたというか…、中に吸い込まれていきました。。。

なんかすごいことが起こってます

映像で見たときは、かなりの衝撃をうけますよ。

なんか、生物の常識では考えられないというか

現実感がないというか

まるで、アニメかSFでも見ているようです。

そのミトコンドリアって何してくれるんだろう?

実は、エネルギーの元になるATP(アデノシン三リン酸)というものを

作ってくれる、大変ありがたい生き物なんですね

良い面ばかりかというと、そうでもなく

活性酸素を作っているのも実はこいつであることが分かってます。
その他にも、癌や、糖尿病、認知症、脳卒中などの病気とも

深く関係していることが分かってきています。

身近なとことでは、メタボですね。

マウスの実験で、ミトコンドリアの多いマウスの方が

メタボにならなかったことが実証されてます。

このミトコンドリア、運動などで増やすことができます。

ウォーキングや、掃除などで全身を使うような運動程度でも

十分に増やせるようです。

日ごろの努力が大切ということですね